みんなで心肺蘇生 2017ver.


心肺蘇生2017_1  平成29年11月17日(金曜日)に、当院講義室にて『みんなで心肺蘇生2017ver.』が開催されました。昨年に続いて2回目の開催で、院内救急対応部会による院内研修です。同部会では、心肺蘇生法の啓発・患者さまの容態急変時に円滑に適切な処置を行えるよう、院内救急体制のシステム作りや振り返りを行っています。また、職員のスキルアップのため、医師・看護師のみならず、事務職員も含めた全職員に対して一次救命処置(BLS : Basic Life Support)の講習を行っており、万一の事態に備えて、全職員が一丸となり対応できるようトレーニングを行っております。

心肺蘇生2017_2  今回の研修では、まず基礎の復習としてBLS講習を行い、基本的心肺蘇生法について各々が再度確認を行いました。その後、それぞれのスキル・職種・経験によって2コースに分かれ研修が行われました。ベーシックコースでは、窒息に対し食事介助時の注意点・窒息発生時の実践を交えた対処方法の講習と、救命処置時に必要な物品・機器を再確認するためのトレーニングが行われました。スキルアップコースでは、実際の点滴や除細動器を用いた実践さながらの二次救命処置(ACLS : Advanced Cardiovascular Life Support)トレーニングが行われました。

心肺蘇生2017_3  研修開始に先立ち、当院副院長であり院内救急対応部会部会長でもある村岡英幸医師は、「世の中でも運転免許取得時にBLS講習受講が必須となっており、自動体外式除細動器(AED : Automated External Defibrillator)の周知も浸透してきました。当然のことながら、病院職員である私たちは、患者さまの容態急変時に円滑に適切な処置が行えなければなりません。そのためにも日頃のトレーニングの積み重ねは非常に重要であり、教える方も教わる方も良い勉強になり、病院全体のモチベーション・スキルアップにつながります。」と話され、研修に向けて練習・準備を重ねた院内救急対応部会メンバーに対し、ねぎらいの言葉をかけられました。


今後も院内救急対応部会では、地域住民の皆さまに頼っていただけるよう、全職員に対してこのような研修をつづけてまいります。