回復期リハビリテーション病棟

健康的な自立した生活を実現するために


回復期リハビリ

 脳梗塞や大腿部骨折などで急性期治療を受けられた患者さまに、各専門スタッフがチームを組み、365日リハビリテーションを提供いたします。
 患者さまやご家族の方とともに、ご自宅や親しんで来られた地域で、自分らしく健康的でより自立した新しい生活スタイルを構築することを目標とします。
また、総合病院内にあり、急な病状変化にも対応が可能なため、同じ施設内で検査や治療を受けていただく事ができます。


特色


総合病院内の病棟:安心して集中的なリハビリテーションが可能

・様々な疾患への対応やリスク管理に精通したスタッフが整っており、急な病状変化にも速やかな対応が可能です。

・必要に応じて各科医師の診察が受けられ、同じ施設内で検査や治療を受けていただくことができます。

同一法人の訪問看護ステーション「あさがお」との連携:退院後も切れ目のない対応が可能

・退院後、在宅での訪問看護や訪問リハビリテーションへの連携をスムーズに行っています。

実績・成果


実績指数

※実績指数とは?:日常生活動作(FIM:機能的自立度評価表)が入院期間内に改善した指数




在宅復帰率

※在宅復帰率とは?:自宅及び居宅系施設へ退院された方の割合




新規入院患者における重症者の割合

※新規入院患者における重症者の割合とは?:回復期リハビリ病棟への入院(入棟)された方の重症者の割合



平均入院日数

※平均入院日数とは?:回復期リハビリ病棟への入院(入棟)から退院までの日数

(全国平均:回復期リハビリテーション病棟協会調べ)





2023年4月報告分

チームで支えます


チーム図

病棟での取り組み

 生活活動すべてがリハビリテーションにつながるという考えで、各療法士による専門的なリハビリテーションだけでなく、病棟スタッフも積極的に【生活リハビリテーション】を実施します。家庭復帰を意識し、病棟での生活にメリハリを持たせ、生活リズム・生活習慣を大切にしていきます。

1 食事は、病室から出て、デイルームで行っています。
デイルーム1
2 洗面は、洗面台で自主的にできるようサポートしています。
3 排泄は、オムツを極力使用せずトイレで自立できるようサポートしています。
4 入浴は、週2回、安全面を考え自立できるようサポートしています。
5 日中は、パジャマから普段着に着替えて過ごしていただいてます。
6 安全対策を徹底し、スリッパは禁止とし、靴を履いていただいてます。
デイルーム2
7 ご家族さまにも、随時リハビリテーションの見学・進行状況を確認していただき、目標の見直しをスタッフと共に行っています。
8 入院、転入後2週間以内とその後1ヶ月毎に、リハビリテーション実施計画書をもとに話し合いを行っています。
9 ご家族さまへの介護指導を行っています。
10 退院前には、ご家族様の協力のもと、試験外出・外泊を行っていただいてます。
11 レクレーションの実施:機能回復効果を目的として行っています。
例) 嚥下体操、カレンダー作り、リハビリメイク、習字など

入院期間

制度で定められている範囲内で、患者さまの目標(ゴール)設定と期間設定を行います。

転入院から退院までの流れ

1.現在入院されている病院からの申し込み

・患者さまの医療情報やリハビリの必要性を基に、医師・看護師リハビリスタッフ等で入院判定会議を行います。


・おおむね7日以内に入院の可否について紹介元医療機関にご連絡いたします。


(リハビリ病棟看護師が入院中の患者さまを訪問させていただく事もあります。)


判定会議

2.回復期リハビリテーション病棟入院

・受付で入院されていた病院からの書類(紹介状等)、入院予約連絡票、医療保険証をご提示下さい。


・病棟で、各担当者が病院・病棟の説明をします。


・各専門スタッフが患者さまの目標を設定し、退院後の生活までトータルサポートをしていきます。


・患者さまのリハビリの進行状況に応じて入院期間を見直します。

3.退院の準備

・試験外出・外泊を行い、退院の準備を進めます。


・各スタッフが患者さま・ご家族さまの意向に沿って、安心して退院できるようにお手伝いいたします。

4.退院

回復期リハビリテーション病棟担当医

小笹 寧子(部長)
・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
・日本循環器学会 循環器専門医
・日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医・指導医
・日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション認定医・指導士