救急救命士の1日
救急救命士の、とある1日の仕事を紹介します。
救急救命士の主な業務としては、救急隊との調整、医師や看護師の診療の補助、患者様の転入・転出に伴う救急搬送などがあります。
■8:20~8:30
外来申し送り
外来看護師と1日の予定を情報共有します。
■8:30~9:00
臨床工学科申し送り
前日の救急対応、手術、心臓カテーテル検査の申し送りや
1日の予定を臨床工学技士と情報共有します。
■9:00~
資器材チェック
患者様の急変対応に備え院内のAED・除細動器の動作確認を行ないます。
また、いつでも救急車を出動可能にするために搬送用資器材の動作確認も行います。
■9:40~
救急外来対応
救急搬入されてきた患者様への対応を行います。
具体的には、バイタル測定や処置介助を行います。
■10:05~
搬送業務
他院にて対応困難な患者様を、当院へ転入搬送します。
救急救命士は2名同乗します。安全な緊急走行を行うため、走行中は助手席と後部座席に分かれ、助手席から安全確認をしながら、後部座席で患者様の観察を行います。
■11:30~12:30
休憩
■12:55~
Eコール対応
院内急変コールが発令。
入院患者様が急変したため急いで対応します。
胸骨圧迫や気管挿管介助などの蘇生処置を行います。
多職種のスタッフと連携し患者様の救命を行います。
■14:35~
救急外来対応
■16:00~16:30
夜勤者へ申し送り
夜勤者へ1日の情報を申し送りします。
■16:30~17:00
1日のフィードバック
1日起こったことを振り返りフィードバックを行います。
■17:00
業務終了
病院へ搬送される間も変動する患者様の状態に応じて、適切な処置をおこなう救急救命士には、重大な責任が伴います。しかし、命を繋ぐための初期対応を適切に行ったことにより、患者様が深刻な状態を脱して治癒したときや、患者様とその家族から感謝の言葉を受け取ったとき、この上ない喜びを感じると共に、大きなやりがいを得ることができます。